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エバーの話をします

忘れないうちに。

ネタバレや察せちゃう話を書くと思うので映画鑑賞後にお読みください。

 

↓反転(白文字です)

シン・エヴァンゲリオンを観てきました。

そも、自分がどれくらいエヴァに思い入れがあるか。入れ込んでいるかと言われると怪しいところ。

(確か)大学時代に劇場版が始まり、序・覇はテレビ放映で見たはず。その後、(多分)Qはどこかのタイミングでレンタル。観てはいるけど、劇場で観るというよりはツイッテャが盛り上がってるから放映の時なんとなく観てた……みたいな。

個々のお話に思い入れはあって、シンジ君に共感するときもあればカヲル君に涙するときもあり。綾波~~~~てなるときもあればアスカちゃんにちょっとキュンするときもあり。

あとテレビシリーズはめちゃくちゃざっくりだけ見た。特に話題の最終話が見たかったので、後半だけ。

 

そんな具合のテキトーなエヴァファンなので、あまり深い考察とかはない。

 

ツイで「長い」「トイレ行っとけ」という情報は得ていたので、トイレは行っておいたしドリンクも飲まなかった。ちなみに、映画館の収入のほとんどはドリンクとポップコーンらしいですね……ごめん……。

おかげで長時間の上映でも途中でトイレに行かずに済みました。

 

 

序破Qは一応みたけれど、若干流れに不安があった。大丈夫。序破Qのダイジェストをめちゃくちゃ簡潔に流してくれる(カヲルくん…………;;;;;;)。

でも、キャラクター同士の関係とかを忘れてしまっている部分(とくに元クラスメイトたちと主要キャラの関係性)があったので、やっぱりできるなら予習はしていった方がよかったように思う。

 

村での場面は綾波がとにかく可愛かった。「不思議」「なぜ」「それは、なに」みたいな……カルガモの赤ちゃんみたいな……かわいい……👶すき……。

ただ、予感はあったよ。

綾波が無垢で可愛くて感情らしきものを得れば得るほど、「その後」が存在するんだろって。

 

なんでそんなことするんですか……。

なんでっ そんなこと!!! するんですか!!!!!

 

ひどいよ……。

でもその酷さがエヴァンゲリオンなんだよな。はい。

 

村の場面は、シンジ君の周りを除けばかなり平和だった。トウジもケンケンも大人になっちゃってまぁ……

だからこそ少年のままのシンジ君の姿と、まだ未熟なシンジ君の内面が重なってしまってつらいね。

未熟っていうか、その程度のメンタルって言われてたけどまだ15歳だったんだよな。なんなら普通の15歳より頑張ってたよ、シンジ君。子供のころから自分を追い込んで追い込んで、人から求められるように自分自身をストイックに作り上げたアスカとはまた違うと思うよ……。ただまあ、人死にの規模が違いすぎてどうしてもね……。

あとアスカちゃん、ズボンちゃんと履きな?ケンケンが紳士(???)でよかったね。

 

あ、村の人たちがニアサードインパクトのことニアサーって略してるの、本当にちょっとしたことだけどめちゃくちゃ「ふつうの人間」て感じでよかった。ワイもそう呼ばせてもらいます。

 

 

ヴィレの船に乗ってから。

シンジ君の表情、なんか過去作と比べて大人っぽく描写されているような気がした。もちろん、成長は成長なんだろうけど、これまでもあったシンジ君の成長の場面に比べて明確に「大人になったなぁ」という作画感があった気がする(気のせいじゃない……?)

まあ過去作の記憶がぐずぐずなのであまり信用はできないかもしれないけど、「感じたこと」にかんしてはあまり忘れないので、少なくとも感受性グズグズの人間でもそう感じるような作画の変化だったのだろうなぁと思った。

 

大人たち、相変わらず忙しそう。

ピンクの子、なんかこう、トラブルメーカーになりそうだなと思ってたけど、超人や変人が多いヴィレの中枢で私たちの代弁とかもしてくれる「普通の子」の役割をもってるのかなと思った。最初は「絶対余計なことするやん……」っておもってたけど、フォースインパクトの時の「変だよ!」の一言で「やっぱ変だよね!?」って同調できた。

周りがあまりにも顔色を変えずに異常事態に対処してるので忘れがちだけど、やっぱ変だよな……。

 

裏宇宙。

ゲンドウさんが楽しそうで何よりです。

量子テレポーテーション繰り返してるとこ、計画遂行間近でハシャギまくってるようにしか見えんかった。なかなか可愛いやん。

 

なんか、こう、後半を観るとほぼエヴァンゲンドウって感じだった。でもま、どんな壮大な計画もきっかけは小さなことなんだよな、多分。良きにしろ悪しきにしろ。ずっとムッスーとしてたゲンドウさんのお話がいっぱい聞けてよかったです。

それに、シンジ君が「話そう」「父さんを知りたい」って言ってくれて本当によかった。大人になったな、シンジ……。

 

父と子、じゃあちゃんと話してたらよかったのかっていうとそういう訳でもないんだろうな。裏宇宙まで行って、ちゃんと自分の意志で父を止めようとするようになったシンジくんだから父にちゃんと言葉が届いたんだろうなって思いました。

 

今作、良かったなと思った点はこれまでいろいろ言われてきたキャラクターたちの行動にきちんとそれぞれの落とし前を付けてくれたところ。悲しいけどそれでよかったところもあるし、でもやっぱりちょっと寂しいね。

これからのシンジ君に(ほんでカヲルくんにも)幸あれ。

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